コブ角=背骨の傾きが最も大きい部位で作る角度のこと。
現在、日本の整形外科ではこの角度を側弯症の指標としています。
この角度が45°を超えると手術が検討される。
●コブ角と治療の目安
Lv.1 コブ角 10~25゜→ 経過観察
Lv.2 コブ角 25~40゜→ 装具療法
Lv.3 コブ角 40~50゜以上 → 手術療法
上記が基準となっております。
①C字型の胸椎が折れ曲がっているタイプ
②C字型の腰椎が折れ曲がっているタイプ
③S字型タイプ
側弯症で現れる症状とは
①体型の変化
背中の盛り上がり、肩の高さの左右差、思春期での体型へのコンプレックス
体型のちょっとした変化が深刻なストレスになる。海外では60°以上の変形は、未婚率が高くなる傾向にある。
異性とのかかわりが消極的になる。女性は不登校になりやすくなる。
②慢性的な腰痛、背部痛
若いころに症状が出現することは少ないが、
中高年で出現しやすくなる。
多くは40代から背中や腰の痛みが増えてくる。ひどい場合歩行障害を引き起こす。
⓷内臓の機能障害
中高年で出現しやすくなる。
胸椎側弯症では、呼吸がしにくくなる。胸部圧迫感がある。心臓が肺を圧迫して、血圧の変化や不整脈がでやすくなる。
少し動くだけで、動機をおこすことがある。心不全になりやすくなる。
何らかの原因により一時的に生じた側弯です。椎間板ヘルニアなどに伴う痛みによるものもあります。
脊椎のねじれ(回旋)を伴った側弯であり、簡単にまっすぐに戻らなくなった状態です。
特発性とは、原因がわからないこと、を意味し、側弯症のうち80-85%を占めます。
年齢による分類
①乳幼児期側弯症:3歳以下で発症し、男児に多いです。
②学童期側弯症:4~9歳に発症し、進行する例が多く見られます。
③思春期側弯症:10歳以降に発症し、多くは女子です。
先天性側弯症
脊椎にうまれつきの異常があるために起こる側弯症
疾患性側弯症
病気原因によるもの。小児麻痺、筋ジストロフィー、神経線維腫、マルファン症候群、エーラス、ダンロス症候群
立位検査①
立位で立っていただき、両腕を前に垂らして、膝を伸ばし、前屈する。
検査者は後方から姿勢を確認して、腰の高さ、背中の盛り上がりを確認する。
立位検査②
立位で立っていただき、肩の高さに違いがないか見る。肩甲骨の高さ、骨盤の高さ、背骨のねじれをチェックする。
固縮筋と延長筋検査
固縮筋、延長筋ともに筋力が低下しやすくなり
固縮筋は、骨と骨を近づけることで、痛みや、神経痛がおこりやすくなり、
延長筋はだるさや、筋肉の弾力性をなくし、やがて筋力低下を起こします。
肩の高さがそろいやすくなる。
コブ角度が小さくなる。
体型がきれいになる。
腰痛、背部痛が軽減する。
バランスよくなり、不安定さが解消される。
前向きになり気分が明るくなる。などが期待できます。
セルフケアの方法では、筋肉のアンバランスを見極めて、弱化、延長して弱くなっているところを
鍛えていきます。そうすることで、側弯症の改善率が高まります。
側弯症の方が弱化しやすい筋肉
腹横筋
腹直筋
広背筋
脊柱起立筋
固く凝り固まっている筋肉を柔らかくして、弱化、延長している筋肉を鍛えることで、
背骨の曲がりが矯正されやすくなります。
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改善事例